AirPlayはハイレゾの音質が悪くなる。AVアンプで高音質で再生する方法。

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AirPlayは、ハイレゾ音源の再生に対応していますが、伝送できる音質は「24bit/48kHz」までです。Amazon Musicなどの音楽配信サービスのハイレゾ音源は「24bit/192kHz」まで対応しているので、ハイレゾ音源を最高解像度で聴きたい場合は、AirPlay以外の方法で再生する必要があります。今回は、ハイレゾ音源を配信している音楽配信サービスである「Amazon Music」「Apple Music」「Qobuz(コバズ)」をヤマハのAVアンプ RX-V6Aに繋いだスピーカーから再生する際に、AirPlay以外の方法でハイレゾ音源を劣化なしに再生する方法を紹介します。

目次

AirPlayで伝送できる音質は24bit/48kHzまで

AirPlayは、Wi-Fiネットワークを通じてオーディオをストリーミングするAppleの技術です。CD品質を超える高音質オーディオ(ハイレゾ)をワイヤレスで楽しむことができます。しかし、AirPlayで伝送できる最大解像度は「24bit/48kHz」までとなっています。

実際にAirPlayを使ってスマホのAmazon MusicアプリからAVアンプに接続すると。楽曲の品質「24bit/96kHz」が「24bit/48kHz」に制限されてしまいます。

音楽配信サービスのハイレゾ音源をスピーカーで再生する方法

Amazon Musicなどの音楽配信サービスのハイレゾ音源をスピーカーで再生する方法は色々ありますが、例えば以下のような方法があります。

  • パソコンの場合
    例1:パソコン + USB-DAC + パワードスピーカー
    例2:パソコン + USB-DAC + アンプ + パッシブスピーカー
  • スマートフォン/タブレットの場合
    例:スマートフォン + USB-DAC + パワードスピーカー
  • ネットワークオーディオプレーヤーの場合
    例:ネットワークオーディオプレーヤー + パッシブorパワードスピーカー

今回は、ネットワークオーディオプレーヤー機能を搭載したヤマハのAVアンプ RX-V6Aを使用します。RX-V6Aは、ハイレゾ音源のロスレス再生に対応しています。

AVアンプなら5.1.2ch等のマルチチャンネルで再生することができます。ヤマハのAVアンプには「シネマDSP」というコンサートホールやライブハウスなどの音場を再現した機能があり、ハイレゾ音源をシネマDSPと組み合わせてマルチチャンネルで再生すると臨場感が抜群です。ステレオで聴く音楽鑑賞とは一味違った新しい音楽体験ができます。
もちろん音楽鑑賞だけでなく、映画やゲームもドルビーアトモス(立体音響)で楽しむことができます。

主役ともいえるフロントスピーカーは、ヤマハ NS-F350です。ハイレゾの再生に対応していて、低音用に16cm径のウーファーをダブルで搭載しているのが特徴です。十分すぎる低音のため、音楽鑑賞のときはサブウーファーをオフにしています。

AVアンプでハイレゾ音源をAirPlay以外から再生してハイレゾを存分に楽しむ

Amazon Musicなどの音楽配信サービスをAVアンプで再生する場合、スマホのAmazon MusicアプリからAirPlayでAVアンプに接続すると音質が悪くなってしまいます。音質の劣化なしに再生するには、AVアンプに搭載されているアプリから再生するのが確実ですが、他にもFire TVやゲーム機などに搭載されているアプリからも高音質で再生することができます。

「Amazon Music」と「Qobuz(コバズ)」はヤマハのMusicCastアプリから再生する

ヤマハのAVアンプの場合は、「Amazon Music」と「Qobuz(コバズ)」に対応しているので、ハイレゾ音源を劣化なしに再生できます。「MusicCast」というアプリをダウンロードしてそこから再生しましょう。

MusicCastからの再生方法

STEP
スマホにMusicCastアプリをダウンロードする

「App Store」や「Google Playストア」で「MusicCast Controller」を検索し、スマホにダウンロードします。

STEP
「MusicCast Controller」に機器を登録する

スマホにダウンロードした「MusicCast Controller」を開いて使用するAVアンプの登録をします。

STEP
「Amazon Music」や「Qobuz(コバズ)」にアクセスする

機器の登録が済んだらホーム画面から「Amazon Music」や「Qobuz(コバズ)」にアクセスして選曲すればハイレゾ音源を最高解像度で楽しむことができます。
※各種音楽配信サービスでの有料契約が必要になります。いずれの場合も無料体験期間があります。

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テレビをつける必要はなく、「MusicCast Controller」からAVアンプの電源ON/OFFやシネマDSPの音場プログラム変更など、ほとんどの操作をスマホから行えて便利です。ちなみにテレビをつけた場合は、楽曲の情報が画面に出力されます。また、AVアンプの詳細設定を変更したい場合は、テレビをつけた状態でAVアンプのリモコンから設定画面に入ります。

「Apple Music」派は要注意:ヤマハのAVアンプで再生する場合

上記で解説したヤマハの「MusicCast Controller」アプリは、「Apple Music」に対応していません。ヤマハのAVアンプで「Apple Music」のハイレゾ音源を最高解像度で楽しむ場合は、AirPlay以外の再生方法を検討する必要があります。

Apple TV 4KからApple Musicを再生する

最も確実な再生方法は、「Apple TV 4K」から再生する方法です。Apple TV 4Kは、テレビに接続して使用するストリーミングデバイスです。Apple TV 4Kは小型の箱型のデバイスであり、HDMIケーブルでテレビと接続します。

Apple Musicのその他の再生方法

Apple Musicのアプリは、Apple TV 4K以外にも色々な機器に対応しています。例えば、Fire TV StickやPS5にもApple Musicのアプリがあります。また、LGのテレビにもApple Musicのアプリがあり、ちょうど筆者はLGのテレビを使用していたので試してみましたが、ハイレゾを高音質で再生することができました。尚、テレビ側の設定変更が必要だったので、詳しい内容はこちらの記事で解説しています。

LGのテレビにはApple Musicなど色々なアプリが搭載されています。Netflixなど有名なアプリはほとんど搭載されているので、ホームシアター用のテレビとしてとても優れています。

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