「ソーラー式」のセンサーライトや防犯カメラのメリットとデメリットを解説

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空き巣や強盗、自動車盗難などの対策として、センサーライトや防犯カメラを設置することは有効な手段のひとつです。今回は、「ソーラー式」のセンサーライトや防犯カメラについて、メリットとデメリットを解説します。記事の後半では、筆者が実際に「ソーラー式」の商品を数年間使ってみた感想もお伝えします。

目次

「ソーラー式」センサーライト・防犯カメラのメリット

  1. 電源工事が不要で設置が簡単
    • コンセントがない場所でも設置できるため、設置場所の自由度が高いです。庭、ガレージ、通路、玄関など、電源の確保が難しい場所でも手軽に導入できます。
    • 配線工事が不要なので、導入コストを抑えられ、短期間で設置が可能です。
    • 建物に穴を開けたくない場合にも適しています。
  2. 電気代がかからない
    • 太陽光を利用するため、毎月の電気代が一切かかりません。長期的に見るとランニングコストを大幅に削減できます。
  3. 停電時でも動作可能
    • 災害などによる停電時でも、バッテリーに蓄えられた電力で稼働するため、防犯や安全確保を継続できます。
  4. 環境に優しい
    • 再生可能エネルギーである太陽光を利用するため、環境負荷が少ないです。
  5. メンテナンスの手間が少ない(電池交換不要)
    • 乾電池式のように定期的な電池交換の手間がありません。

「ソーラー式」センサーライト・防犯カメラのデメリット

  1. 天候や日照条件に左右される
    • 曇りや雨の日が続くと充電が不十分になり、十分な明るさで点灯しなかったり、稼働時間が短くなったりする可能性があります。
    • 日当たりの悪い場所や、冬場など日照時間が短い時期は、性能が低下する場合があります。雪が積もる地域では、ソーラーパネルが雪で覆われると発電できません。
  2. 設置場所の制約
    • ソーラーパネルに十分な太陽光が当たる場所に設置する必要があります。樹木や建物の影になる場所では、充電効率が落ちてしまいます。
    • パネル一体型の場合、カメラ本体の設置場所が制限されることがあります。
  3. 初期費用が比較的高め
    • 製品によって異なりますが、コンセント式や乾電池式に比べて初期費用が高くなる場合があります。
  4. バッテリーの寿命と劣化
    • 内蔵されているバッテリーは消耗品であり、数年で交換が必要になる場合があります。バッテリーの劣化が進むと、夜間の稼働時間が短くなります。寒冷地ではバッテリーに負荷がかかり、性能低下のおそれがあります。
  5. 定期的なメンテナンスが必要
    • ソーラーパネルに汚れ(埃、鳥の糞、落ち葉など)が付着すると発電効率が低下するため、定期的な清掃が必要です。
  6. 盗難リスク
    • 配線不要で設置が簡単な反面、取り外しも容易な製品があるため、本体が盗難されるリスクがあります。
  7. 明るさや機能の制限
    • センサーライトの場合、電源タイプに比べて、明るさが劣る場合があります。また、常時録画が必要な防犯カメラの場合、十分な電力供給が難しいことがあります。

「ソーラー式」の商品を実際に使ってみた感想

ここからは、自称ソーラーマニアの筆者が「ソーラー式」の商品を実際に使ってみた感想をお伝えします。数えてみたら「ソーラー式」のライトが自宅の内外に合計10個もありました。

「ソーラー式」商品の耐久性

筆者が購入した「ソーラー式」商品10個のうち8個が現役で稼働しています。完全に機能が停止した2商品に関しては、購入から1年以内に使用不能となりました。小さな「ソーラー式」商品は、「電池の寿命が1年」などと記載されていますが、一番古いもので10年以上稼働し続けているので耐久性はかなり高いです。しかし、「ソーラー式」商品は、年々性能が低下していきます。

「ソーラー式」商品の経年劣化による性能低下

筆者が購入した「ソーラー式」商品のうち、8割が数年間も稼働し続けていて耐久性は高いですが、新品のときの性能が維持できている訳ではありません。年々性能が低下していきます。

暗くなったら常時点灯タイプの例

こちらのソーラーライトは、暗くなったら常時点灯するタイプです。年々、明るさが低下していき、点灯時間も短くなります。一晩中、点灯しているということはなく、晴れの日で十分充電されていても、夜中には電池切れで消灯します。

センサー式タイプの例

こちらのソーラーライトは、センサー式で人が近づくと点灯します。やはり、年々、明るさが低下して薄暗くなります。夜に作業したり、侵入者を威嚇する防犯目的で使用するのは厳しいです。

「ソーラー式」商品は設置場所を選ぶのが難しい

「ソーラー式」商品を設置する上での最大の難関は、設置場所選びです。一日中、太陽の光が当たっている場所というのは中々なく、実際に設置してみると、「午前中だけ日が当たる」場合や「午後だけ日が当たる」場合など、かなりの制限を受けることがほとんどです。

曇りや雨の日は極端に性能低下

「ソーラー式」のライトが本来の性能を発揮できるのは、晴れの日だけです。曇りや雨の日には極端に性能が低下します。暗くなってから、ライトが点灯を始めると、最初から薄暗い点灯で、点灯時間も短くなります。

「ソーラー式」商品の選び方

以上の経験から、「ソーラー式」商品を選ぶ際のおすすめは、「ソーラーパネルが大きいものを選ぶ」ことです。ソーラーパネルが小型のライトでは、外灯や防犯としては役不足です。

「ソーラー式」ライトのおすすめ商品(小型ライト)

こちらのGOODGOODSのソーラーライトは、常時点灯タイプですが、点灯時間が長くおすすめです。ソーラーパネルとライトが別々になっている商品で、ライトとしては小型ですが、ソーラーパネルを独立させたことにより、多くのパネル面積を稼いでいます。午前中しか日の当たらない場所に設置していますが、晴れの日の充電であれば、明け方まで点灯しています。明るさもそこそこあります。
写真は、室内の窓辺に設置した例です。暗くなったら自動で点灯して窓辺が明るくなるので、帰宅が遅いときも既に在宅しているように見せることができます。

「ソーラー式」ライトのおすすめ商品(大型ライト)

「ソーラー式」ライトに街灯並みの明るさを求めるならこちらの商品がおすすめです。大型で重量があるので、設置方法を十分に検討した上で購入しましょう。

「ソーラー式」防犯カメラは?

日照不足や経年劣化による性能低下の体験から、「ソーラー式」の防犯カメラを選ぶという選択肢は、最初から筆者にはありませんでした。やはり防犯カメラは、性能が安定した有線タイプがおすすめです。こちらの記事では、屋外の有線式防犯カメラを壁に穴を開けることなく、素人でも簡単に設置する方法を解説しています↓

防犯対策なら圧倒的光量の有線式センサーライトがおすすめ!

空き巣や強盗、自動車盗難などの侵入者に対しては、「爆光」のセンサーライトがおすすめです。光量が強いので「ソーラー式」ではなく、コンセントから電源を取る「有線式」になってしまいますが、ただ光るだけの「普通のセンサーライト」とは違い「明らかに眩しい光量のセンサーライト」が威嚇にうってつけです。

DAISHINの6000ルーメンのセンサーライトは、光量がとても強力でおすすめです。クランプが付属していて、雨どいなどの棒状のものに挟むだけで取り付けが完了するのも嬉しいポイントです。

屋外のセンサーライトなどの電源を室内から取る方法をこちらの記事で解説しています↓

まとめ

ソーラー式のセンサーライトや防犯カメラは、手軽に設置でき、ランニングコストがかからないという大きな魅力がありますが、日照条件に大きく左右されるという特性を理解した上で選ぶことが重要です。設置場所の環境や求める機能に合わせて、最適なタイプを選択するようにしましょう。

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