自宅に防犯カメラを設置する目的は、空き巣やいたずら、強盗、自動車盗難などの対策が想定されます。近年、自動車盗難手口のハイテク化により、最新の車が簡単に盗難されてしまう事件が急増していて、当サイトでも何度か自動車盗難の記事を更新してきました。
自動車盗難の最新の手口「キーエミュレーター」について解説した記事はこちら
また、最近は闇バイトによる強盗事件が増えてきており、防犯カメラの存在をアピールすることにより「防犯意識が高い家」だと思わせて、狙われにくい家にすることは大変有効な手段です。
本記事では、工事不要で簡単に設置できる有線による屋外用常時録画の防犯カメラのDIY方法をご紹介します。PoE給電のLANケーブルを窓を通して設置することで、壁に穴を開けずに配線を室内に通すことができます。見栄えは多少悪くなりますが、筆者のような素人でも通信が安定した有線の防犯カメラシステムが構築できます。
防犯カメラは「有線」か「無線」か?
防犯カメラには、有線接続と無線接続の2つのタイプがあります。具体的な違いを見てみましょう。
有線タイプ:
メリット | デメリット |
---|---|
録画が安定して高画質に対応 タイムラグが少ない ローカル接続なら不正アクセスを受けない | 設置の際に配線が必要 ケーブル断線のリスクがある |
無線タイプ:
メリット | デメリット |
---|---|
設置が簡単 配線がないので美観を損ねない 低コスト | 高画質映像伝送が制限される(2.4GHz帯の通信速度制限) 遮蔽物や家電の影響により通信が不安定になることがある 電波妨害を受ける 不正アクセスのリスクがある |
有線接続の防犯カメラを選ぶべき理由
防犯カメラを設置する主な目的が防犯である場合、安定して録画できることが最も重要です。有線接続は、高画質で映像を記録したり、リアルタイムで映像を確認したりする際に有利です。ただし、設置の際の配線に工夫が必要です。PoE給電に対応した防犯カメラを選ぶことで、電源ケーブルも不要になります。また、自動車盗難においては、窃盗犯は事前に下見に来るので、防犯カメラが無線タイプであれば電波妨害機器を使用します。
PoE給電について
PoEとは「Power over Ethernet」の略で、LANケーブルを通じてネットワーク接続と電力供給の両方を行う技術です。これにより、防犯カメラなどの機器に別途電源ケーブルを用意する必要がなくなります。
PoE給電のメリット:
- 配線がシンプル:LANケーブル1本でデータ通信と電源供給が可能
- 設置が容易:電源の確保が難しい場所でも、LANケーブルを引くだけで設置できる
- 拡張性:システムの拡張が容易で、追加のカメラを設置する際もLANケーブルを増設するだけで済む
PoE給電のデメリット:
- コスト:PoE対応の機器は非対応のものに比べて価格が高い場合がある
- 距離の制限:LANケーブルの長さには制限があり、一般的には100メートルまでで、それ以上の距離では中継機器が必要
- 落雷の影響:LANケーブルは落雷の影響を受けやすいため、屋外での使用には注意が必要
PoE給電は、特に電源が取りにくい場所や、配線をスッキリさせたい場合に便利です。ただし、導入前には設置環境や予算、必要な機能を考慮して適切な機器選びが重要です。

壁に穴を開けずにDIYで簡単に防犯カメラを設置する手順
今回筆者が選んだ屋外用の防犯カメラ及びその映像を録画するビデオレコーダーは、「H.VIEW」製です。H.VIEWの商品は、PoE給電に対応しているので、あとはLANケーブルを上手く室内に引き込みできれば電源工事は不要です。LANケーブルの室内への引き込みには「フラットタイプ」のLANケーブルを用いて窓のすきまを通す方法を用います。この方法であれば、壁に穴を開けることなく素人でも簡単に有線の本格的な防犯カメラシステムを構築できるのでおすすめです。ちなみに使用した工具は、プラスドライバーとペンチのみです。
それでは、手順を追って解説していきます。
ビデオレコーダーにハードディスクを取付


H.VIEWのビデオレコーダーにハードディスクドライブを取付します。録画した映像は、ハードディスクドライブに保存されます。迷うところはないと思いますが、付属の説明書に取付方法が載っていないので、もし迷ったらこちらの記事を参考にしてください↓

部屋の中でカメラの動作チェック

ビデオレコーダーにハードディスクの取付が完了したら、まずは部屋の中で全て接続してカメラの動作チェックをします。LANケーブルは、窓を通すことができる「フラットタイプ」を使用します。

- PoE PORTS:別売りの窓を通すためのフラットタイプLANケーブルでカメラと繋ぐ(カメラ8台まで接続可能)
- USB端子:付属のマウスを接続(他社マウス接続可能)
USB端子は2つあるので、もう片方にUSBメモリを挿し込んで録画したデータの書き込みができます - HDMI端子:別売りのHDMIケーブルでモニターと繋ぐ
- 電源端子:付属の電源を部屋のコンセントに接続
- LANポート:インターネットに接続してカメラをスマホやPCから遠隔操作したい場合は、ここにLANケーブルを接続します(今回筆者はスキップしました)
電源端子を接続するとビデオレコーダーが起動するので、最後に接続するのがいいかと思います。(ON/OFFボタンはありません。OFFのみテレビ画面から操作できます。)
電源端子をビデオレコーダーに接続すると、モニターに初期設定画面が表示されます。マウスのポインターが画面に表示されるので、説明書に従ってマウスで必要事項を入力します。

初期設定が終わるとモニターにカメラの映像が表示されてマウスで操作できるようになります。カメラが認識されると、録画が自動的に開始されます。
筆者は、この時点でまだモニターの購入はしていなくて、とりあえず普段使っているテレビに接続してみました。テレビの解像度を調べたら約100万画素(HD)でしたが、車のナンバーは十分に識別できます。ちなみに今回接続した防犯カメラの性能は500万画素です。
使っていない古いテレビ(地デジ開始頃のAQUOS)もあったので接続してみましたが、こちらは認識できませんでした。HDMI端子があっても必ず認識できるようではないようです。
また、ゲーミングモニターがあれば一般的に高解像度なので、こちらで代用するのもひとつの手段です。

操作したいカメラの映像をマウスでクリックすると画面の下にメニューバーが表示されます。

マウスのポインターを「PTZ制御」にあわせてクリックします。
今回筆者が設置したカメラは、PTZカメラ(首振り及びズーム可)なので、実際に動くかテストしてみます。

クリックすると全画面表示に切り替わります。
矢印やズームボタンなどを押してみて、きちんと動くか確認します。
確認が済んだら「×印」をクリックして画面を閉じます。

マウスを画面の一番下に持ってくると、メニューバーが表示されるので「再生」をクリックします。
録画したデータをコピーしたい場合は、本体背面のUSB端子にUSBメモリ(別売)を挿し込んで、ホームメニュー(家のアイコン)の「バックアップ」から日付や時間帯を検索します。録画したデータは約20分毎に区切れて保存されています。

再生アイコンをクリックすると再生画面に入ります。
- カメラを複数接続している場合は、再生したいカメラを選択します。
- カレンダーの日付をダブルクリックして再生したい日を選択します。
- 画面上のバーをクリックすると、クリックした時間帯の映像が再生されます。映像に動きがない時はバーの色は青色ですが、人が通ったり明かりがついたりして映像に変化があった時間帯は、「イベント」として記録されバーの色が赤色になります。
他にも「コマ送り」「倍速」「逆再生」など色々触って操作してみましょう。
カメラに付属のステーを取り付ける
ここでは今回筆者が購入したH.VIEWのPTZカメラに付属のステーを取り付ける手順を紹介します。

今回はPoE接続なので、使う端子は1つだけですが、その他の使わない端子を分離できないので、全ての端子をステーの中に通さないといけません。ステーの穴の大きさに比べて端子の数が多すぎて、一見通らなそうですが、先に大きな端子を通してから小さな端子を押し込むようにすると全ての端子を通すことができます。

カメラの配線をステーの中に通したら、ステーに付属のネジでカメラの最上部に固定します。
「防犯カメラ取付金具」をステーに取り付ける

別売りの「防犯カメラ取付金具」をステーに取り付けます。今回筆者が購入したH.VIEWのPTZカメラのステーは縦長なので取付金具が2つ必要でした。取付金具1つに対してネジが2種類(ロング・ショート)、取付バンドが2種類(ロング・ショート)付属するので、用途によって調整ができます。他に「防犯カメラ作動中」のステッカーが同梱されています。


裏側からナットをペンチで固定してプラスドライバーでネジを増し締めします。

2個目も同じように取り付けます。

付属のステッカーも貼りました。
屋外にカメラを取り付ける
カメラの取付作業は、2人が推奨です。ひとりがカメラを支え、もうひとりが取付バンドのネジを締めると楽にできます。ちなみに筆者は、ひとりで取付しましたが結構大変でした。

防犯カメラの取付は高所での作業となります。今回筆者が購入したPTZカメラは金属製で結構な重さがあります。万が一の落下に備え、カメラに「命綱」を付けて、綱を首から下げて作業しました。特にひとりで作業する場合は注意しましょう。

カメラの取付場所は、雨どいなど棒状のものがあると簡単に取り付けできます。写真のように角柱タイプでも問題なく固定できます。取付バンドは、2種類あるうちの短い方を使用しています。ひとりで作業する場合は、片手でカメラと取付バンドを固定しつつ、反対の手でドライバーを持ってネジを締めるという器用さが要求されます。頑張ってひとつ目の取付バンドさえ固定できれば、カメラは落ちないのでふたつ目以降の取付は楽になります。ネジは結構たくさん回すので電動ドライバーがあると楽かもしれません。

ここで窓のすきまを通せる「フラットタイプ」のLANケーブルをカメラに接続します。

「防水コンセントボックス」に全ての端子を入れて防水対策をしました。

フラットタイプLANケーブルには写真のような防水キャップが付属しますが、その他の使わない端子も含めて全て「防水コンセントボックス」に入れました。

「防水コンセントボックス」の中はこのようになっています。

風が吹くと雨どいと接触してうるさい音が出そうだったので、ちょうど余っていた長い方の取付バンドで雨どいに固定しました。
LANケーブルを窓から通す
最後に「フラットタイプ」LANケーブルを窓から通してビデオレコーダーに接続すれば全て完了です。

窓と雨戸の間に都合よく穴が開いていたので、この穴を通しました。これならLANケーブルを気にすることなく雨戸も閉められます。

窓を閉めて鍵も問題なくかけられます。
後はこのLANケーブルをビデオレコーダーに接続すればOKです。
以上で作業は全て終了です。通信が安定した有線の防犯カメラシステムを壁に穴を開けることなく簡単に構築できて大満足です。屋外への設置だったので、耐久性などは追ってレビューします。
また、インターネットに接続すれば、スマホやPCから遠隔操作も可能になります。
壁に穴を開けずに屋外の防犯カメラを設置する際に必要な商品まとめ
工事不要で壁に穴を開けずに屋外の防犯カメラを設置する際に必要な機器は、ざっくり言うと以下の3点です。
- PoE給電に対応した防犯カメラ
- PoE給電に対応したビデオレコーダー
- 窓の隙間を通せるフラットタイプのLANケーブル
さらに詳細な機器の説明は、以下で解説します。
防犯カメラ及びビデオレコーダー
今回採用した防犯カメラとビデオレコーダーは、H.VIEW製です。PoE給電は、カメラの電源が不要で、カメラとレコーダーをLANケーブルで繋げばデータ通信と電力供給が可能です。
H.VIEW 防犯カメラ PTZ 18倍光学ズーム
今回筆者は、駐車場の監視が目的であったため、とりあえず1台だけ購入してみることにしました。PTZカメラを選んだのは、1度設置してしまえば部屋から角度やズームが調整できて便利そうだったためです。カメラの首振りができるので、撮影ポイントを複数登録すれば定点パトロールもできます。
防犯カメラのPTZとは
防犯カメラのPTZとは、「Pan(パン)」、「Tilt(チルト)」、「Zoom(ズーム)」の3つの機能を指します。これらはそれぞれ、カメラの水平方向の回転、垂直方向の回転、およびズームイン・ズームアウトの機能を意味しており、遠隔操作でこれらを制御できるカメラをPTZカメラと呼びます。
- パン(Pan):カメラの水平方向への首振り。
- チルト(Tilt):カメラの垂直方向への首振り。
- ズーム(Zoom):ズームアップ(望遠)とズームアウト(広角)の機能。
PTZカメラは広範囲をカバーでき、一台で複数のタスクをこなすことが可能です。そのため、広いエリアの監視に適しており、商業施設や工場、駐車場などでよく利用されています。ただし、PTZカメラは動かした分だけ反対側に死角ができるため、固定カメラと併用することで、より効果的な監視が可能になります。また、価格が一般的な固定カメラよりも高い傾向にあることも考慮する必要があります。
今回採用したカメラは、PTZタイプだったため約6万円と高額です。首振りができないタイプであれば、同じH.VIEW製でPoE給電に対応した1万円以下のモデルもあります。
→ アマゾンでH.VIEWのPoEカメラを見るH.VIEW NVR PoE給電 8チャンネル(ビデオレコーダー)
カメラの映像を録画するNVR(ネットワークビデオレコーダー)です。PoE給電に対応しており、LANケーブルでカメラを8台まで繋ぎ、カメラへの電力供給と映像の録画をすることができます。スマホやPCからから遠隔操作することも可能です。HDD(ハードディスクドライブ)は、付属していないので別途購入する必要があります。

H.VIEW 防犯カメラセット
こちらはH.VIEWの防犯カメラ4台とビデオレコーダー及びハードディスクがセットになった商品です。後はフラットタイプのLANケーブルを別途用意すればOKです。
ビデオレコーダー用のハードディスク
ビデオレコーダーに取り付けるHDD(ハードディスクドライブ)です。監視カメラ用(防犯カメラ用)となっているものを選びましょう。こちらのWestern Digital製であれば「Purple」が監視カメラ用のHDDとなります。値段は、容量4TBで約2万円です。
4TBのハードディスクの録画時間は?
500万画素の防犯カメラ1台で24時間録画した場合、4TBのハードディスクで約5か月間録画できます。その後は古いデータが自動的に削除され上書きされていきます。
防犯カメラ取付金具
こちらはJEBUTU製で2個セットです。取付バンドが2種類、ネジも2種類付属するので汎用性が高い商品です。今回筆者が設置したPTZカメラには抜群のフィッティングでした。「防犯カメラ作動中」のステッカーも付属します。
防犯カメラ取付金具は、ホームシアターのスピーカー取付でも大活躍します。
モニターと配線
H.VIEWのビデオレコーダーからモニターへの配線は、「HDMI」か「VGA」端子で接続できます。これらの端子があれば普通のテレビやPCモニターなどにも接続可能です。また、H.VIEWのビデオレコーダーは、4K解像度に対応しています。どうせモニターを新調するなら4Kモニターを選びたいところです。筆者が今回接続したモニター(テレビ)は約100万画素(HD画質)なので、これではカメラの性能(500万画素)の映像を活かしきることができません。ちょうどPS5を購入予定だったので、両者兼用の4Kモニターを購入する予定です。
防犯カメラ用のモニター
H.VIEWの防犯カメラは高性能なので800万画素のモデルもあります。800万画素は4K相当なので、このカメラの性能を活かした映像を表示するには4Kモニターが必要になります。もちろん4Kモニターでなくても映像の表示は可能ですが、画質は劣化します。
また、現在使っているテレビやモニターを防犯カメラ用に使う際に、HDMI端子が既に埋まっていて空きの端子が無い場合でも、防犯カメラの映像を確認したいときだけHDMIケーブルを接続するという使い方でもOKです。つまり普段はHDMIケーブルを抜いていても録画はビデオレコーダーにしっかり記録されているので問題ありません。
配線(HDMIケーブル)
HDMIケーブルは、モニターとビデオレコーダーを接続するのに必要です。800万画素の映像を伝送するにはHDMIケーブル選びも重要になってくるので、最新の2.1規格のものを選びましょう。HDMIケーブル2.1規格は8k解像度まで対応しています。
LANケーブル等
防犯カメラとビデオレコーダーを繋ぐLANケーブルです。通常であればPoE給電可能なLANケーブルを選ぶだけですが、壁に穴を開けることなく窓のすきまを通すために「フラットタイプ」でPoE給電可能なLANケーブルを選びます。もしこれで窓を通せない場合は、さらに薄い「すきま用LANケーブル」を使用します。
フラットタイプ LANケーブル
防犯カメラを扱っているメーカーであるSOOHAO製のフラットタイプLANケーブルでPoE給電に対応しています。このケーブルの厚さで窓を通せれば、カメラとビデオレコーダーをこの1本だけの接続で済むので設置がとても楽になります。片側に防水用コネクターカバーが付いているのも高評価です。ただ、ケーブル自体は屋外用ではないので、耐候性に関しては、ある程度妥協した設置になります。
すきま用LANケーブル
上記のフラットタイプLANケーブルでは厚くて通せない場合にこちらの「すきま用LANケーブル」を使用します。エレコム製で薄さ約1.5mmのフラットケーブルです。CAT6A規格(通信速度がCAT6の10倍)でPoE給電に対応しています。この「すきま用LANケーブル」を使用する場合は、両端に中継コネクタ(合計2個)及びLANケーブル2本(窓の外用、窓の中用)の4アイテムが別途必要になります。そしてこれら全てがPoE給電に対応していなければなりませんが、対応品は下記で紹介します。

ちなみにこの複雑な接続でもカメラには電力が給電されており、PTZカメラの首振り操作や録画は可能でした。
カメラ → 屋外用LANケーブル → 中継コネクタ → すきま用LANケーブル → 中継コネクタ → 室内用LANケーブル → ビデオレコーダー
すきま用LANケーブル中継コネクタ
上記の「すきま用LANケーブル」を使用する場合に必要になります。「すきま用LANケーブル」と「PoE給電に対応したLANケーブル」を接続するための中継コネクタです。すきま用LANケーブルと同じエレコム製です。CAT6A規格及びPoE対応。すきま用LANケーブル1つに対して中継コネクタが2個必要になります。(窓の外側で1個、内側で1個)
屋外用 LANケーブル
上記の「すきま用LANケーブル」を使用する場合に必要になります。「カメラ」と「すきま用LANケーブル」までを繋ぐ屋外用の耐候性LANケーブルです。エレコム製の屋外用LANケーブルは10mと長かったため、他社で5mのものを選びました。これより短い屋外用LANケーブルはなさそうでした。VACAN製、CAT6A規格及びPoE対応。
室内用 LANケーブル
上記の「すきま用LANケーブル」を使用する場合に必要になります。「すきま用LANケーブル」と「ビデオレコーダー」までを繋ぐ室内用のLANケーブルです。H.VIEWの防犯カメラにもLANケーブルが付属していますが、あまりにも短いため買い替えが必要な場合が多いと思います。こちらはエレコム製で、CAT6A規格及びPoE対応です。長さは任意で選びましょう。
防水コンセントボックス
端子や電源など接続部の防水対策です。屋外での機器の設置時に活躍します。見た目もスッキリします。
その他の防犯対策
ここでは防犯カメラと併用したい防犯グッズや強盗犯と遭遇した時の護身グッズなどを紹介します。
フラットコード
こちらは「電源コード」を窓から通す方法です。センサーライトなどを設置する際に屋外に電源がない場合、厚さ0.9mmの「フラットコード」を窓の隙間から通して部屋のコンセントに接続します。侵入者を威嚇する爆光センサーライトを設置しましょう。

窓の防犯
家で最も脆弱な窓の防犯は、補助錠と防犯フィルムが効果的です。プロの泥棒は2階の防犯が甘いことを知っているので必ず2階の窓も対策しましょう。また、家の外にハシゴのような足場になるものを置くのは絶対に止めましょう。泥棒の侵入を手助けしているようなものです。
窓の補助錠、ストッパー
こちらのストッパーは、強力な両面テープを採用しており、取り付けが簡単です。窓の上下に追加して三重ロックにしましょう。2階の窓も忘れずに。
窓の防犯フィルム
この製品は多層構造で割れにくく、窓ガラスに貼ることでガラスの割れにくさが増し、侵入を遅延させます。
催涙スプレー
こちらの催涙スプレーは、2~5mの飛距離があるので遠距離からの噴射で強盗犯を返り討ちにします。唐辛子由来の成分を使用しているので相手に後遺症が残ることもありません。最近増えている闇バイトによる強盗対策としても一家に一本欲しい護身アイテムです。
防犯ブザー 大音量140dB
小型で携帯にも便利な140dBによる大音量の防犯ブザーです。自宅にいて強盗の侵入に気が付いたら、窓を開けて防犯ブザーを鳴らし周囲に異常をアピールしましょう。
さすまた
万が一、刃物を持った強盗犯と遭遇した時に多くの人は近づきたくないと思うことでしょう。2mの長さがある「さすまた」なら相手と距離を取ることができます。さすまたは侵入者を捕まえるためのものではなく、相手を威嚇したり、警察が来るまでの時間を稼いだりするための広く普及している護身用具です。
ダイヤル式ワイヤーロック
バッグやスーツケースのファスナーに取り付けができるワイヤー式ダイヤル錠です。お好みの暗証番号に設定できます。アメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認された製品です。旅行や外出時の荷物のセキュリティとして重宝します。