車の売却価格を自分で決めて買取業者より高く売却できるガリバーフリマのメリット・デメリットを解説

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ガリバーフリマは、中古車業界大手のガリバーが運営する車専用のフリマサービスです。

ガリバーフリマは、売りたい人(出品者)と買いたい人(購入者)をマッチングさせて取引をします。

中古車の売却を検討しているなら、価格や条件を自分でコントロールしたいと考えることでしょう。

そんな要望に応えるのが「ガリバーフリマ」です。

また、購入者であれば「個人取引で買う車なんて大丈夫なの?」「保証はあるの?」など色々な不安があるかと思います。

この記事では、ガリバーフリマのメリット・デメリットについて出品者・購入者両方の面から詳しく解説していきます。

先にメリット・デメリットのまとめを掲載しておきますので、要点だけ見たい方はこちらをご覧ください。

ガリバーフリマのメリット・デメリットまとめ

メリット

  1. 売却価格を自分で設定できるため、他社の買取額に不満を感じなくても良い。
  2. 車検対応範囲内のカスタム車も高く評価される。
  3. 市場で値段がつかない車でも希望価格で売却できる可能性がある。
  4. 現役で活躍中のコンディションが良い車を選べる。
  5. 取引が成立しない場合は費用が発生しない。
  6. 個人同士の取引なら消費税がかからない。
  7. 面倒な書類手続きをガリバーが代行してくれるので個人売買の知識が不要。
  8. 車を出品中でも普段通りに使用可能。
  9. 出品者と購入者がWeb上でやり取り可能。
  10. 仲介取引の場合、出品者と購入者が直接会う必要がない。
  11. ガリバーフリマが仲介に入るので金銭面で安心。
  12. ガリバーフリマには保証制度がある。

デメリット

  1. 車を売却するまで購入者が見つからない場合、売却まで時間がかかる。
  2. 購入者にもサービス手数料がかかる。
  3. 現車確認や試乗ができないため、出品者との質問が重要。
  4. 納車前の整備は行われず、取引成立後のキャンセルや返品が原則的に不可。
目次

ガリバーフリマの取引形態と取引の流れ

ここでは、ガリバーフリマの取引形態と取引の流れについて簡単に解説します。

ガリバーフリマには2種類の取引形態がある

ガリバーフリマでは仲介取引直接取引の2種類の取引形態があり、出品者が取引形態を選択します。

仲介取引と直接取引では売却時のサービス手数料が異なります。

サービス手数料については後術します。

仲介取引

ガリバーフリマが仲介に入り、車の輸送、名義変更、引き渡しまでをサポートします。

出品者と購入者の個人情報がお互いに開示されることはありません。

直接取引

自分で車の輸送及び名義変更を行います。

直接取引であっても代金の授受に関してはガリバーフリマが仲介に入ります。

個人情報は出品者、購入者共に開示されます。

取引の流れ

出品の流れ

車を出品する場合は、こちらをご覧ください。

STEP
会員登録

ガリバーフリマで車を出品するには、まず会員登録が必要です。

メールアドレスとパスワード、そして本人確認のための携帯電話番号が必要です。

またFacebookやX(Twitter)のアカウントでも会員登録ができます。

STEP
必要な情報を入力

会員登録やログインが完了したら、出品フローに進みます。

トップページの右下にある「出品する」というボタンを押して必要情報を入力します。

車の情報、写真、価格、取引形態、コメントなどを入力します。

また、ガリバーの店舗に車を持っていくと、撮影から登録、適切な価格の設定までスタッフの方が手伝ってくれます。

STEP
車の情報を更新しながら購入申請を待つ

車を出品したら、120日間ガリバーフリマに掲載されます。

この間に購入希望者とのやり取りや車の情報の更新、価格の調整などを行います。

STEP
購入申請が届くので確認、回答をする

購入希望者が現れたら、メールおよびpush通知で「購入申請」が届きます。

その人に車を売る場合は「許可」を、売らない場合は「拒否」を選択します。

STEP
売却が決まったら車と書類を近くのガリバー店舗へ
  • 仲介取引の場合:必要な書類が準備できたら、ガリバーの店舗に車を持っていけば手続き完了です。書類に不備がないことを確認し、車の状態が出品情報と相違がないことが確認できたら、ガリバーフリマを運営する株式会社IDOMより車の代金が振り込まれます。
  • 直接取引の場合:購入者からの入金確認後、双方の連絡先が開示され車両の引き渡しまでを購入者と相談して決定します。書類と車の引き渡しが完了したことをガリバーフリマ事務局に報告し、出品者・購入者双方の報告が確認できたら代金が振り込まれます。

購入までの流れ

車を購入する場合は、こちらをご覧ください。

STEP
欲しい車を一覧・検索バーから探す

目当ての車が見つかり気になることなどがあれば、「コメントする」から車両状態について出品者に質問できます。

お気に入り登録しておけば、あとでお気に入りした車を一覧で見られます。

STEP
買いたい車が見つかったら、「購入申請」ボタンを押す

「購入したい」と思える車が見つかったら、「車の購入申請はコチラ」と書かれているボタンを押して、出品者に購入の意思を伝えます。

STEP
ログイン/会員登録が必要

購入申請をするには会員登録が必要です。

STEP
必要情報の入力・オプション選択

支払方法や洗車オプションなどを選択します。

STEP
出品者からの購入の承諾が届く

購入申請が完了すると、出品者にその通知が届きます。

出品者が購入申請を許可すると取引が成立します。

STEP
 購入が確定したら、ガリバーフリマ事務局より連絡が来る

購入が確定したら、1営業日以内にガリバーフリマ事務局より連絡があります。

そこで引き渡しの流れなどの説明があります。

STEP
代金の支払いをする

ガリバーフリマでは、口座振込、クレジットカード決済、オートローンの支払方法があります。

STEP
 必要書類を準備する

仲介取引の場合:ガリバーフリマより届いた必要書類に記載して返送します。

直接取引の場合:自身で名義変更等に必要な書類を準備し、出品者と購入者で相談して引き渡し方法を決定します。

STEP
引き渡し

仲介取引の場合:手続きが完了し、引き渡しできる日が決まったらガリバーフリマより連絡があります。最寄りのガリバー店へ行き、引き渡し完了報告書にサインして全て完了です。店舗が遠い場合などは、店舗以外の引き渡し場所の有料オプションがあります。

直接取引の場合:準備が完了したら、出品者と購入者で引き渡し場所や日程を決めます。受取が完了したらガリバーフリマ事務局に受取の報告をして全て完了です。

ガリバーフリマのメリット

売却価格を自分で決められる

ガリバーフリマ最大の魅力は、何と言っても出品者が売却価格を自分で決められることでしょう。

他社の買取額に不満を感じて、なかなか売却できずにいるケースは多くあると思います。

それもそのはずで、買取業者も商売なので買取額より高く売却するために、市場価格より安い価格で買取る必要があります。

例えば、市場価格が1000万円の車を買取査定に依頼してみたら500万円で落胆したというようなケースはあるでしょう。

ガリバーフリマであれば売却時の手数料は、仲介取引で8%、直接取引で4%です。(設定した売却額が100万円より高い場合)

これは、例えば市場価格が1000万円の車を実際に1000万円で出品して売却できたら、手数料分を差し引いても仲介取引なら920万円、直接取引なら960万円が出品者に入ります。

上記は極端な例ですが、ガリバーフリマでは出品後も価格を調整できるので、様子を見ながら自分が納得する価格で売却することができます。

また、相場がわからない場合でもガリバーフリマ内で相場をチェックできたり、ガリバーフリマ事務局が相談に乗ってくれたりするので、中古車市場に詳しくなくても問題ありません。

出品者が支払う利用料

出品者受取価格仲介取引出品の手数料直接取引出品の手数料
〜50,000円18,000円9,000円
50,001円〜100,000円23,000円11,500円
100,001円〜150,000円28,000円14,000円
150,001円〜200,000円33,000円16,500円
200,001円〜250,000円38,000円19,000円
250,001円〜300,000円43,000円21,500円
300,001円〜350,000円48,000円24,000円
350,001円〜400,000円53,000円26,500円
400,001円〜450,000円58,000円29,000円
450,001円〜500,000円63,000円31,500円
500,001円〜600,000円69,000円34,500円
600,001円〜700,000円71,000円35,500円
700,001円〜800,000円73,000円36,500円
800,001円〜900,000円75,000円37,500円
900,001円〜1,000,000円77,000円38,500円
1,000,001円〜出品者受取価格の8%出品者受取価格の4.0%

出品者がガリバーフリマに支払うサービス利用料は、出品者が売りに出した車両の代金によって決まります。

この利用料分を、購入者から預かった車両代金から差し引いて、出品者の銀行口座に振り込まれます。

車検対応範囲内のカスタムであれば購入者にとってプラス査定となることも

ガリバーフリマでは車検対応範囲内でカスタムした車であれば出品することができます。

一般的な買取業者であれば、カスタムした車のパーツなどは評価されず、むしろ改造車扱いされてマイナス査定されることもあります。

ガリバーフリマでは目当ての車に詳しい人が購入するので、有名ブランドのパーツや有名ショップでチューニングされた車は高く評価されることがあります。

出品者は、カスタムした内容を詳細にアピールすることによって、価値のわかる購入者に高く売却することができます。

また、購入者はこのような希少車のオーナーとサイトを通して直接やり取りができ、気になる点はいくらでも質問することができます。

値段の付かない車が売却できるかもしれない

査定や下取りにおいて、あまりにも低い査定額や値段が付かないような場合でも、ガリバーフリマであれば希望の金額で売却できる可能性があります。

車は、長期間乗られていないよりも、毎日動かしているほうがコンディションが良くなります。

あなたが普段から乗っているコンディションのいい車であれば、PR次第で買い手が付く可能性は十分にあります。

PRの仕方がわからない場合は、中古車売買のプロであるガリバーフリマ事務局が相談に乗ってくれるので聞いてみましょう。

一方、購入者は中古車展示場に展示されて長期間動かしていない車ではなく、現役で使われていてコンディションが良くて価格も安い“掘り出し物”に出会えるかもしれません。

取引成立まで一切費用が掛からない

ガリバーフリマは、会員登録、車の出品を無料で行うことができます。

サービス利用料が発生するのは、車を買いたいと思った人から購入申請が届き、出品者がそれを許可することで取引が成立してからです。

取引が成立しない限り、費用は一切かかりません。

個人名義同士の取引であれば消費税がかからない

消費税は、課税売上高が1,000万円を超える事業者が収める税金です。

そのため個人名義同士の車の売買において、消費税は発生しません。

ガリバーフリマで掛かる消費税は、ガリバーフリマが提供しているサービスに対して掛かるので、車の購入・売却時に掛かる手数料や書類代行に掛かる手数料などに消費税が含まれています。

面倒な書類手続きはガリバーが代行してくれる

仲介取引の場合、名義変更などの面倒な手続きはガリバーが有料で代行してくれます。

利用者は、必要書類に記入するだけなので、後は購入や売却に専念できます。

車の個人売買に関する知識がなくても、気軽に出品や購入ができます。

乗ったまま出品できる

ガリバーフリマのWebサイトから出品後も愛車に乗り続けて普段と同じ生活を送ることができます。

出品中の利用料が掛からないので、この金額なら売ってもいいという価格を設定して気長に待つこともできます。

但し、走行距離が増えたり車の情報に変更があった場合などは、ログインして車の情報を更新する必要があります。

出品者と購入者がWeb上で直接やり取りできる

ガリバーフリマのWebサイトを通して出品者と購入希望者が直接やり取りできます。

出品者ページのコメント欄でやり取りするので、メールアドレスなどの連絡先を教える必要はありません。

購入希望者は、気になった点を積極的に質問しましょう。

出品者が回答する際に質問内容が難しい場合は、ガリバーフリマ事務局に相談及び回答を依頼することができます。

車に関する専門的な内容を質問されて困った場合などは、ガリバーフリマ事務局に相談しましょう。

仲介取引の場合、出品者と購入者は直接会う必要がない

仲介取引の場合、出品者と購入者が会うことはありません。

出品者はガリバーに車を預けて、ガリバーが購入者に車を渡します。

お互いの個人情報が知られることはありません。

ガリバーが仲介に入っているので金銭面で安心

仲介取引・直接取引どちらの場合もガリバーフリマが購入者より代金を受け取り、手数料を差し引いて出品者に支払うシステムのため未入金などの心配がありません。

ガリバーフリマには保証制度がある

ガリバーフリマには保証制度があり、条件を満たしていれば購入者は無償の保証修理が提供されます。

  • 保証期間:フリマ購入者に保証対象自動車が引き渡された日から90日間または当該日からの保証対象自動車の走行距離が3000kmに到達した日のいずれか早い日まで
  • 保証対象部品:重要機構部品のみ(詳しくは下記のリンクよりご確認ください。)
  • 保証修理代金の累計金額の上限額:累計30万円
  • 保証対象車両:以下の全てを満たす車両で、ガリバーフリマが認めたもの
    1. 車両本体価格が30万円以上であること
    2. 国産車であること
    3. 成約時において、初度登録(届出)から15年未満、走行距離15万㎞以下であること
    4. フリマ購入者に引き渡されたときに、自動車検査証の有効期間が残存していること
    5. 引渡し支援サービスを利用していること

詳しい補償内容はガリバーフリマの利用規約をご確認ください。

ガリバーフリマのデメリット

すぐに売却できない

これは当然ですが、購入者が見つかるまで車を売却することができません。

すぐに売却したい場合は、価格を下げて出品するか他のサービスを検討しましょう。

ガリバーフリマではなく「ガリバー」に査定を依頼する(無料)

※愛車の査定金額は申込完了ページには表示されません。ガリバーから電話がかかってくるのでそこで詳しい話を聞いてみましょう。

また、一括査定であれば「イカプラ」がオススメです。イカプラは、一括査定でありながら個人情報が勝手に流出することがなく、やり取りするのは最高額買取店1社のみです。見積もりスピードも3営業時間以内と高速です。

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購入者もサービス手数料がかかる

ガリバーフリマでは購入者にもサービス手数料が掛かります。

サービス手数料が発生するのは、車を購入したときのみで、購入した車の代金によって決まります。

購入者のサービス手数料

車両本体価格購入者手数料
〜50,000円28,000円
50,001円〜100,000円30,000円
100,001円〜150,000円32,000円
150,001円〜200,000円35,000円
200,001円〜250,000円38,000円
250,001円〜300,000円43,000円
300,001円〜350,000円48,000円
350,001円〜400,000円53,000円
400,001円〜450,000円58,000円
450,001円〜500,000円63,000円
500,001円〜600,000円68,000円
600,001円〜700,000円70,000円
700,001円〜800,000円73,000円
800,001円〜900,000円75,000円
900,001円〜1,000,000円77,000円
1,000,001円〜車両本体価格の8%

その他の手数料

  • 登録手続き代行手数料(実費含む)39,000円
  • 車庫証明 12,000円(※車庫証明が不要な場合は手数料は不要です)
  • ナンバー変更手続き 8,000円
  • 最寄りのガリバー店への陸送 39,000円~

現車確認や試乗ができない

ガリバーフリマでは個人情報保護の観点から、現車確認や試乗ができません。

これは、車両本体価格が高い車を購入するときは大きなリスクとなり得ます。

購入してから後悔することがないように、車両の状態について質問がある場合は、コメント欄を通じて出品者に積極的に質問しましょう。

納車前の整備がされない

ガリバーフリマでは引き渡し前の整備などは行っていません。

出品者からガリバーで車を預かり、掲載情報と相違がないかチェックし、購入者に引き渡しとなります。

但し、有料で洗車のオプションはあります。

取引成立後のキャンセルや返品はできない

ガリバーフリマでは購入希望申請がなされ、それを出品者が許可した時点で取引成立となります。

取引成立後のキャンセルや返品は、出品者・購入者とも、原則としてできません。

現車確認や試乗もできないので、必ず納得いくまで出品者に質問するようにしましょう。

ただし「掲載されていた情報と車の状態が著しく乖離していた」場合は、ガリバーフリマ事務局に対応してもらうことができます。

もし、返品できるサービスを希望する場合は、ガリバーフリマではなく「ガリバー」の利用を検討するといいでしょう。

ガリバーの中古車返品サービスは、100日以内(輸入車は30日以内)で条件を満たしていればどんな理由でも返品できます。

ガリバーに車探しを依頼する(無料)

まとめ

ガリバーフリマは、中古車の個人間売買を手軽に行えるサービスで、主な特徴は以下の通りです。

メリット:

  1. 売却価格を自分で設定できるため、他社の買取額に不満を感じなくても良い。
  2. 車検対応範囲内のカスタム車も高く評価される。
  3. 市場で値段がつかない車でも希望価格で売却できる可能性がある。
  4. 現役で活躍中のコンディションが良い車を選べる。
  5. 取引が成立しない場合は費用が発生しない。
  6. 個人同士の取引なら消費税がかからない。
  7. 面倒な書類手続きをガリバーが代行してくれるので個人売買の知識が不要。
  8. 車を出品中でも普段通りに使用可能。
  9. 出品者と購入者がWeb上でやり取り可能。
  10. 仲介取引の場合、出品者と購入者が直接会う必要がない。
  11. ガリバーフリマが仲介に入るので金銭面で安心。
  12. ガリバーフリマには保証制度がある。

デメリット:

  1. 車を売却するまで購入者が見つからない場合、売却まで時間がかかる。
  2. 購入者にもサービス手数料がかかる。
  3. 現車確認や試乗ができないため、出品者との質問が重要。
  4. 納車前の整備は行われず、取引成立後のキャンセルや返品が原則的に不可。

以上がガリバーフリマのメリットとデメリットの要点です。

低い価格帯での売買であれば、出品者は他社の査定で値段が付かなかった車を売却することができ、購入者は前オーナーが直前まで現役で使用していたコンディションが良い車を格安で購入できる可能性があるので、双方にメリットがありそうです。

一方、高い価格帯での売買は、現車確認や試乗ができず、取引成立後のキャンセルもできないことを考えると購入者は慎重にならざるを得ません。出品者は、自身の車の紹介ページに詳細を記載したり、売れなかったら相場より価格を下げるなど購入者の視点に立った工夫が必要です。

いずれにしてもガリバーフリマは、Web上から簡単に出品できて取引成立まで利用料が一切掛からないので、すぐに売却する必要がなければ、先ずは出品してみて様子を見ながら価格を調整するといったことができる、誰でも気軽に利用できるユニークなサービスであるといえます。

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