クイック・ネットワーク株式会社は、2025年9月の中古車オークション市場の動向を自社のセルカオークション出品データをもとに分析しました。その結果、9月は決算期と夏のボーナスが重なり、出品件数、平均落札額ともに大きく伸びたことが明らかになりました。
SUV・ミニバンが市場を牽引、出品・落札ともに大幅増
9月の市場動向ハイライト
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| 項目 | 前月比の変動 |
| 全体出品件数 | 約27%増加(前月比) |
| 平均落札額 | 約7%上昇(前月比) |
- 市場全体は前年を上回る水準を維持しており、中古車相場は秋以降も安定傾向にあると予想されます。
人気は「実用性の高い車」と「スポーツカー」
特に取引が活発だったのは以下のボディタイプです。
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| 順位 | ボディタイプ | 8月〜9月の出品件数増減率 |
| 1位 | SUV・クロスカントリー系 | 約27.5%増 |
| 2位 | ミニバン・ワンボックス | 約28.0%増 |
| 3位 | クーペ・スポーツ系 | 約28.0%増 |
- SUV・ミニバン: 家族向けやレジャー需要の高いこれらの車が市場を大きく牽引しました。
- クーペ・スポーツ系: 輸入車や高年式(比較的新しい年式)モデルを中心に取引が活発化しました。
- 軽自動車・コンパクトカー: 燃費や維持費の面から需要が根強く、引き続き堅調な取引を維持しています。
一方で、軽キャブバンやハードトップといった一部のボディタイプは出品がやや減少しており、市場の関心が実用性の高い車(SUVやミニバンなど)に集まっている傾向が見られます。
今後の市場予想:10月は一旦落ち着く見通し

※予想値はセルカオークション出品(2023年9月–10月、2024年9月–10月)をもとに算出 実績値はセルカオークション出品(2025年1月-9月)をもとに算出
過去2年間のデータを見ると、9月の活発な動きの反動で、10月は出品件数が一時的に約3~5%減少する傾向があります。平均落札額も横ばいか、やや下がる(〜5%減)と予想されます。これは、決算を終えて市場に「一服感」が出るためと考えられます。
【今後の見通し】
- 軽自動車・コンパクトカー: 底堅い需要により、引き続き安定した取引が予想されます。
- SUV・ミニバン: 在庫調整の影響で一時的に出品数が減る可能性がありますが、人気の高いモデルは高値で取引される見込みです。
中古車市場は、一時的な変動はあっても全体としては需要が安定しているため、今後も堅調に推移していくと見られています。車の売却を検討している場合、秋以降も「売却に適した相場」は継続すると言えるでしょう。
愛車買取オークションセルカとは
愛車買取オークションセルカは、クイック・ネットワーク株式会社が運営する中古車オークションサービスです。セルカオークションは、従来の車売却のようにディーラーや買取店に言われるままの金額を受け入れるのではなく、業者同士が入札で競り合うことで価格が決まっていく仕組みです。登録業者は全国で8,000社以上。幅広いバイヤーに車両を見てもらえるため、高額での売却が期待できます。お車のご売却を検討中の方はぜひセルカにお申込みください。
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