LGの有機ELテレビの2025年モデルが発売。先代モデルとの違いを解説。

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LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、有機ELテレビの2025年ラインナップを、2025年7月1日(火)より順次発売します。今回発売する2025年モデルの有機ELテレビは、4Kの「LG SIGNATURE OLED T」、「OLED M5」、「OLED G5」、「OLED C5」の全4シリーズ12モデルをラインナップしています。

  • 透過型ワイヤレスモデル「LG SIGNATURE OLED T」:77型、発売日 7月1日
  • ワイヤレスモデル「OLED M5」:97型、発売日 7月1日
  • フラッグシップモデル「OLED G5」:55、65、77、83型、発売日 7月下旬~8月下旬
  • ハイグレードモデル「OLED C5」:42、48、55、65、77、83型、発売日 7月下旬~8月上旬

主な特徴を紹介した後に、記事の後半では先代モデル(2024年モデル)との違いをまとめました。比較対象は、サイズ展開が多い「G5」と「C5」です。

目次

主な特徴

高画質技術(リアルタイムAIプロセッサー)

グローバルに展開するLGのテレビは、世界中の膨大な映像データをAIが学習しています。ディープラーニングアルゴリズムが強化されたAIプロセッサーにより、映像のジャンルや品質、場面、制作者の感情などさまざまな情報を正確に判断し、臨場感あふれる映像を創り上げます。

AI映像プロ

  • AIスーパーアップスケーリング:
    低解像度の映像を高精細な4K画質に変換します。世界中のさまざまな映像データを学習したAIが、映像の解像度や画質を判別し、正確にノイズを除去。「α11」を搭載したモデル(「OLED T」、「OLED M5」、「OLED G5」シリーズ)は、ピクセル単位で映像を計測し、被写体の表情を自然に仕上げることで、より自然で繊細な高精細映像を映し出します。
  • オブジェクト型リアルタイム映像処理:
    AIが映像を分析し、各種ノイズを除去したのち、映像を4Kにアップスケーリングし、低解像度の映像も高精細に。視聴者がもっとも注目する顔や体、文字をAIが認識して強化するほか、映像の中でも、登場人物の顔や体、車や動物などのオブジェクト、前景・背景を判別して立体的に再現します。
  • AIダイナミックトーンマッピングプロ:
    AIが画質を1フレームごとに丁寧に補正します。最初に、フレーム全体を分析し、コントラストと色を調整したあと、1フレーム単位で5,000以上の領域に細分化し、AIがそのエリアひとつひとつのトーンカーブと明るさを最適化します。映像全体でひとつしかメタデータをもたないHDR10の映像でも、フレーム単位での解析・補正を行うことで、よりリアルで美しい映像に仕上げます。

※AI映像プロは、各種VODサービスの著作権保護がかかったコンテンツには適用されません。

コンテンツや環境に合わせて映像を最適化

  • Dolby Vision:
    シーンまたはフレーム単位で制御するHDRフォーマット「Dolby Vision」の再生に対応。映画やゲーム、ストリーミングまでダイナミックな画質で楽しむことが出来ます。
  • FILMMAKER MODE
    制作者の意図通りの原画質をそのまま再現する「FILMMAKER MODE」を搭載。フレーム数の補完をオフにすることで、映画やドキュメント番組など制作者の意図通りの映像を視聴でき、自宅のリビングで作品の世界に浸ることができます。
  • AI輝度:
    昼間など明るい部屋で視聴する際、黒い部分がつぶれて見える暗いシーンでも、AIが暗部の輝度を最適化。映像全体の輝度を調整するのではなく、明るさが必要な部分のみを細かく忠実に調整します。

なお、「OLED G5」と「OLED C5」の65インチモデルは、さまざまな室内照明環境において、卓越した黒表現と色諧調を実現するとして、TÜV Rheinlandの「True Visual Experience with Indoor Lighting」認証を取得しています。
※試験機関:TÜV Rheinland、試験方法:昼間のリビングルームの明るさに相当する500ルクスの照明下で試験。

高音質技術(リアルタイムAIプロセッサー)

LGのパワフルかつ膨大なデータを学習した高性能AIプロセッサーは、音源のチャンネル数や音質問わず、極上の映像に相応しい音響体験を提供します。

AIサウンドプロ

  • バーチャルサウンド:
    2チャンネルオーディオも、AI が臨場感あふれるバーチャル11.1.2chの立体的なサウンドに変換し、より空間的なサラウンド効果を提供。映像への没入感を高めます。
  • AIボイスリマスタリング:
    BGMや環境音と音声をAIが分離させて、リマスタリング。音声をクリアで歯切れよくすることで、さらに聞きとりやすくします。
  • アダプティブサウンドコントロール:
    AIが今見ている映像のジャンルを分析し、それぞれのジャンルに合わせたサウンドに最適化。ニュース番組などの音声が中心になるコンテンツでは音声を強調し、クリアに聞こえるように調整します。
  • Dolby Atmos:
    映像と調和しながら、上方向を含むあらゆる方向にサウンドが移動する画期的な立体音響技術「Dolby Atmos」により、まるで映像の中に入り込んでしまった様な没入感あふれる視聴体験を実現します。

AIでさらに進化したユーザビリティ

LGテレビの特長でもあるマジックリモコンにAIボタンを新たに追加。ボタンを押して話しかければ、AIがリクエストに答えます。

  • パーソナルピクチャーウィザード:
    好きな絵を選ぶだけで、約16億通りのパターンの中からAIがあなた好みの画質を提案。画質に詳しくない方でも、簡単に自分にあった画質でコンテンツを視聴できます。
  • パーソナルサウンドウィザード:
    提示されたサウンドの中から好みのサウンドを数回選ぶだけで、約4,000万通りのパターンの中から、AIがあなた好みのサウンドをお勧めします。
  • AI音声認識:
    AIボタンを押して話しかければ、自身のLGアカウントに自動で切り替わります。ログイン情報を入力し直す手間がなくなり、シームレスに最適化された視聴環境にアクセスできます。
  • AIチャットボット:
    テレビの設定や操作に迷ったら、AIチャットボットに相談。話しかけるだけで、明るさやサウンド調整もスムーズに設定できます。
  • AIコンシェルジュ:
    視聴履歴や検索ワードをもとに、AIがあなたの“観たい”を提案します。

※画像はイメージです。AIマジックリモコンの利用には、インターネット接続が必要で、表示されるメニューはリリース時に異なる場合があります。なお、おすすめキーワードは、アプリや時間帯によって異なります。

“観たい”に応える多彩なコンテンツを提供する「webOS」

LG独自の「webOS」を採用しているため、多彩なVODアプリを通じて、ユーザーの”観たい”に応える幅広いジャンルのストリーミングコンテンツを楽しむことができます。
また、5年間「webOS」を無償でアップデートできるため、自宅でソフトウェアを更新するだけで最新のOSを使うことができます。

※5年間で計4回のOSアップデートを保証します。アップデートのタイミングは年ごとに変更になる場合があります。購入時期にかかわらず、2025年モデルの最終アップデートは2029年です。なお、アップデート内容はモデルや国により異なります。

有機ELだからこそ実現できる圧倒的なゲーム体験

有機ELテレビは、繊細でリアルな色彩表現だけではなく、0.1msの高応答速度を備えているため、遅延を気にせず、リアルなゲーム体験が可能です。

  • 4K解像度で165Hz表示(「OLED G5」シリーズ):
    LGの有機ELテレビは、液晶テレビでは困難な応答速度0.1msを実現。「OLED G5」シリーズは、VRR適用時に4Kの解像度で165Hzのリフレッシュレートに対応しているため、ティアリング(画面のズレ)や遅延を気にすることなく、プレイヤーを勝利に導きます。
    ※165Hz対応のゲームまたはPC入力時、およびVRR適用時にのみ165Hzで動作します。Dolby Vision入力時は最大144Hzで動作します。
  • 「NVIDIA G-SYNC Compatible」、「AMD FreeSync Premium テクノロジー」、「HGiG」対応:
    パソコンとテレビのリフレッシュレートを同期させることでゲームの映像で発生するズレやカクつきを抑えます。また、HDRゲームの普及団体HGiG のガイドラインに準拠。ゲームシーンによって発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、HDRのゲーム世界を美しく再現します。

インテリア性抜群な「One Wall Design」

「OLED M5」と「OLED G5」シリーズは、インテリア性も抜群な「One Wall Design」を採用。壁にぴったり密着させて設置ができ、圧迫感を最小限に抑えられます。壁掛け用の取り付け金具がテレビ本体の中に収まる構造になっており、テレビと壁の間に隙間なく設置できるため、視聴距離が気になる部屋でも、大画面が楽しめます。

※壁密着設置には、壁掛け工事が必要です

安心して長く使えるサポート体制

  • 5年パネル保証:
    通常1年のメーカー保証が、LG公式ホームページにて製品登録(無料)するだけで5年間に延長されます。
    ※パネル保証のみ。5年パネル保証は、「OLED M5」「OLED G5」シリーズが対象で、2年目以降のパネル保証については、技術料・出張料が別途発生します。
  • 万全のカスタマーサポート体制:
    サポート窓口では、電話・メール・LINE・チャットボットを通じて、お問い合わせを受け付けています。さらに、日本全国に約70拠点の修理ネットワークを構築しており、東京23区内の場合は、テレビ製品を含むすべてのLG製品の修理対応が72時間以内に完了。万全のサポート体制を通じて、製品の購入後も充実したカスタマーサービスを提供しています。

※東京23区内の場合でも、部品供給状況などにより、72時間以内に対応できない場合があります。

先代モデルとの比較

LGの有機ELテレビでサイズ展開が多い主要モデルには、「Gシリーズ」「Cシリーズ」「Bシリーズ」の3シリーズがあります。

  • Gシリーズ:フラッグシップモデル
  • Cシリーズ:ハイグレードモデル
  • Bシリーズ:スタンダードモデル

尚、7月1日時点での発表では、2025年モデルにスタンダードモデルである「Bシリーズ」のラインナップはありません。

G5とG4の比較

先ずは、フラッグシップモデルである「Gシリーズ」の2025年モデル(G5)と2024年モデル(G4)の主な仕様を比較します。違いがある部分には黄色のマーカーを引いてあります。

スクロールできます
G5(2025年)G4(2024年)
サイズ展開83V型/77V型/65V型/55V型97V型/83V型/77V型/65V型/55V型
カテゴリーLG OLED evo AI
パネルOLED(有機EL)
画素数3,840 × 2,160 (4K)
チューナーBS4K・110度CS4Kチューナー×2
地上デジタル(CATVパススルー)×3
BS・110度CS×3
明るさ強化技術Brightness Booster UltimateBrightness Booster MAX(83/77/65/55V型)
Brightness Booster(97V型)
高画質プロセッサーα11 AI Processor 4K Gen2α11 AI Processor 4K
高精細α11 AI Super Upscaling 4K
映像調整機能AI映像プロ
HDR信号対応Dolby Vision/HDR10/HLG
HDR画質補正○(OLEDダイナミックトーンマッピングプロ)
高コントラストピクセル自発光829万画素
リフレッシュレート120Hz(VRR適用時165Hz120Hz(VRR適用時144Hz)
120Hz(97V型)
応答速度0.1ms
音声調整α11 AIサウンドプロ
Dolby Atmos対応
バーチャルサウンド11.1.2ch
Bluetooth対応〇(Bluetooth5.3)〇(Bluetooth5.1)
スピーカー60W(4.2ch)
ミッドレンジ:2個/20W
ツイーター:2個/20W
ウーファー:2個/20W
オペレーティングシステムwebOS 25webOS 24
搭載アプリYouTube/NETFLIX/hulu/prime video/U-NEXT/Apple TV/Disney+/Amazon Music/Apple Music 他
音声検索
無線LAN機能(Wi-Fi)Wi-Fi 6E(IEEE802.11 ax)Wi-Fi 6(IEEE802.11 ax)
Apple AirPlay2
ゲームオプティマイザ
HDMI2.1に規定される機能VRR/QMS/ALLM/eARC
NVIDIA® G-SYNC® Compatible
AMD FreeSync™Premium テクノロジー
ウェブブラウザ
HDMI入力端子HDMI2.1×4(48Gbps、4K/120p)
USB端子3(USB 2.0)
LAN端子1(100Base-TX)
消費電力(待機時):W83v:727(0.5)
77v:663(0.5)
65v:452(0.5)
55v:340(0.5)
97v:1067(0.5)
83v:823(0.5)
77v:704(0.5)
65v:516(0.5)
55v:381(0.5)
年間消費電力量:kWh/年83v:343
77v:308
65v:224
55v:177
97v:474
83v:383
77v:318
65v:242
55v:203
OLED G5/G4 仕様比較:出典 LG公式サイト

※年間消費電力量とは、省エネ法(目標年度2026)に基づいて、一般家庭での1日の平均視聴時間(5.1時間)を基準に算出した、一年間に使用する電力量です。 年間消費電力測定時の画質設定は、出荷設定時の画質設定(映像モード:標準)です。

G5とG4の比較まとめ

  • サイズ展開の縮小:2025年モデルは97V型を削除
  • Brightness Booster Ultimateを新採用:G4対比で輝度が50%向上
  • 高画質プロセッサーのアップグレード
  • リフレッシュレートの向上
  • Bluetooth性能の向上:省電力化、セキュリティの強化、接続の安定性と効率性
  • OSのアップグレード
  • 無線LAN機能(Wi-Fi)の向上:6GHz帯利用で混雑・干渉が大幅に緩和
    ※Wi-Fi 6Eに対応したルーターが必要
  • 省電力性の向上:消費電力(待機時)及び年間消費電力量の減少

C5とC4の比較

続いてハイグレードモデルである「Cシリーズ」の2025年モデル(C5)と2024年モデル(C4)の主な仕様を比較します。

スクロールできます
C5(2025年)C4(2024年)
サイズ展開83V型/77V型/65V型/55V型/48V型/42V型
カテゴリーLG OLED evo AI
パネルOLED(有機EL)
画素数3,840 × 2,160 (4K)
チューナーBS4K・110度CS4Kチューナー×2
地上デジタル(CATVパススルー)×3
BS・110度CS×3
明るさ強化技術Brightness Booster
(83/77/65/55V型)
高画質プロセッサーα9 AI Processor 4K Gen8α9 AI Processor 4K Gen7
高精細α9 AI Super Upscaling 4K
映像調整機能AI映像プロ
HDR信号対応Dolby Vision/HDR10/HLG
HDR画質補正○(OLEDダイナミックトーンマッピングプロ)
高コントラストピクセル自発光829万画素
リフレッシュレート120Hz(VRR適用時144Hz)
応答速度0.1ms
音声調整α9 AIサウンドプロ
Dolby Atmos対応
バーチャルサウンド11.1.2ch9.1.2ch
Bluetooth対応〇(Bluetooth5.3)〇(Bluetooth5.1)
スピーカー83/77/65/55/48V型:40W(2.2ch)
フロント:2個/20W
ウーファー:2個/20W
42V型:20W(2.0ch)
フルレンジ:2個/20W
83/77/65/55/48V型:40W(2.2ch)
ミッドレンジ+ツイーター:2個/20W
ウーファー:2個/20W
42V型:20W(2.0ch)
フルレンジ:2個/20W
オペレーティングシステムwebOS 25webOS 24
搭載アプリYouTube/NETFLIX/hulu/prime video/U-NEXT/Apple TV/Disney+/Amazon Music/Apple Music 他
音声検索
無線LAN機能(Wi-Fi)Wi-Fi 6E(IEEE802.11 ax)Wi-Fi 5(IEEE802.11 ac)
Apple AirPlay2
ゲームオプティマイザ
HDMI2.1に規定される機能VRR/QMS/ALLM/eARC
NVIDIA® G-SYNC® Compatible
AMD FreeSync™Premium テクノロジー
ウェブブラウザ
HDMI入力端子HDMI2.1×4(48Gbps、4K/120p)
USB端子3(USB 2.0)
LAN端子1(100Base-TX)
消費電力(待機時):W83v:700(0.5)
77v:648(0.5)
65v:452(0.5)
55v:338(0.5)
48v:223(0.5)
42v:175(0.5)
83v:700(0.5)
77v:632(0.5)
65v:441(0.5)
55v:332(0.5)
48v:223(0.5)
42v:175(0.5)
年間消費電力量:kWh/年83v:360
77v:319
65v:226
55v:188
48v:152
42v:134
83v:346
77v:286
65v:233
55v:181
48v:152
42v:134
OLED C5/C4 仕様比較:出典 LG公式サイト

C5とC4の比較まとめ

  • 高画質プロセッサーのアップグレード
  • バーチャルサウンドのアップグレード
  • スピーカー構成の変更
  • Bluetooth性能の向上:省電力化、セキュリティの強化、接続の安定性と効率性
  • OSのアップグレード
  • 無線LAN機能(Wi-Fi)の向上:6GHz帯利用で混雑・干渉が大幅に緩和
    ※Wi-Fi 6Eに対応したルーターが必要
  • 消費電力の増加及び減少

まとめ:2025年モデルのG5は買いか?

LGの有機ELテレビの2025年モデル(G5シリーズ)が発売され、G4からの進化点が多数あり、まさに最新技術の結晶といった印象です。お買い得かどうかは個人の利用状況や価値観によって異なりますが、今回の情報に基づいて分析してみましょう。

G5の主な進化点とそれがもたらすメリット

  • Brightness Booster Ultimateの新採用と輝度50%向上
    • これはG5の最大の目玉であり、最も大きな進化点と言えるでしょう。有機ELの弱点とされてきたピーク輝度の低さを大幅に改善することで、HDRコンテンツの表現力が格段に向上します。特に、明るいハイライト部分や、日中の明るい部屋での視聴において、より鮮明で臨場感のある映像体験が得られます。G4が約1,487nitsだったのに対し、G5は約2,296nitsに達するという情報もあり、これは非常に大きな差です。
    • これにより、Mini LEDなどの高輝度液晶テレビとの差もさらに縮まり、明るい部屋でもOLEDの素晴らしいコントラストと色再現性を存分に楽しめるようになります。
  • 高画質プロセッサーのアップグレード
    • 映像処理能力の向上は、AIによるアップスケーリングやノイズリダクション、動きの補償など、あらゆる面で画質の底上げに繋がります。より自然で滑らかな映像が期待できます。
  • リフレッシュレートの向上(最大165Hz)
    • ゲーマーにとっては非常に魅力的な進化です。G4でもVRR適用時に144Hz対応と十分でしたが、G5ではさらに高フレームレートに対応することで、PCゲーミングなどでより滑らかな映像と低遅延が実現されます。これは競技性の高いゲームをプレイする方には大きなメリットです。
  • Bluetooth性能の向上、OSのアップグレード、無線LAN機能(Wi-Fi 6E)の向上
    • これらはテレビの使い勝手やネットワーク接続の安定性を高めるもので、地味ながらも快適な利用に貢献します。特にWi-Fi 6E対応は、混雑した無線LAN環境下での安定したストリーミングや大容量データのダウンロードに有利です
  • 省電力性の向上
    • 環境負荷の低減だけでなく、長期的な電気代の節約にも繋がります。

考慮すべき点

  • サイズ展開の縮小(97V型の削除)
    • 97V型を検討していた方にとっては選択肢が減ることになります。もしこのサイズが必要な場合は、G4以前のモデルを検討するか、2025年モデルであればワイヤレスモデルのM5を検討する必要があります。
  • 価格
    • 当然ながら、新モデルであるG5はG4よりも高価になることが予想されます。特に発売直後は価格が高止まりする傾向があります。

2025年モデル(G5)がお買い得かどうか?

以下の点から判断すると、G5は多くのユーザーにとって魅力的で「お買い得」となる可能性が高いと言えます。

  1. 輝度の劇的な向上:有機ELの弱点を克服し、より幅広い視聴環境でOLEDの最高の画質を楽しめるようになった点は非常に大きいです。HDRコンテンツの迫力が段違いになるでしょう。
  2. ゲーム性能の強化:165Hz対応は、最新のゲームを最高の環境で楽しみたいユーザーにとって強力なアピールポイントです。
  3. 総合的なパフォーマンス向上:画質プロセッサー、ネットワーク機能、省電力性など、全体的にバランスよく性能が向上しており、より快適なテレビ体験を提供します。

ただし、以下の場合はG4も良い選択肢となり得ます。

  • 予算が限られている場合:G4はG5の登場により価格が下がる可能性が高く、コストパフォーマンスに優れるでしょう。特に、十分暗い視聴環境で利用し、ピーク輝度の差をそこまで重視しないのであれば、G4でも十分な高画質が得られます。
  • 97V型が必要な場合:G5では選択肢がなくなったため、G4以前のモデルを探すか、ワイヤレスモデルのM5を検討する必要があります。
  • そこまでゲームに特化した性能を求めない場合:例えばPS5をプレイする前提で120Hzで十分という方であれば、G4でも問題ありません。

結論として、G5は、特に「最高の画質体験を追求したい」「明るい部屋でもOLEDの映像美を楽しみたい」「最新のゲームを高フレームレートでプレイしたい」と考える方にとっては、非常に価値のある(お買い得な)選択肢となるでしょう。
一方で、G4も素晴らしいテレビであり、価格が下がれば「コストパフォーマンス重視で、妥協のないOLED画質を手に入れたい」という方にとっては引き続き魅力的な選択肢となります。
最終的には、予算、主な利用目的(映画鑑賞、ゲーム、一般的なテレビ視聴など)、視聴環境(部屋の明るさなど)を考慮して、G5とG4どちらがより「お買い得」かを判断することをおすすめします。

LGテレビの型番の読み方

LGのテレビの型番は、例えば「OLED65G5PJB」のように表示されています。これは、「有機ELテレビ」「Gシリーズ」「65V型」「2025年モデル」であることを表しています。今回紹介した2025年モデルを選ぶ際は、型番に「G5」や「C5」が表記されている必要があるので、アマゾンなどのECサイトで商品を選ぶ際は気をつけましょう。

LGテレビの型番の読み方は、こちらの記事で解説しています↓

  • OLED T:7月1日発売
  • OLED M5:7月1日発売
  • OLED G5:
    7月23日発売(83/77/55V型)
    8月27日発売(65V型)
  • OLED C5:
    7月23日発売(77/65/55/48/42V型)
    8月6日発売(83V型)
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LGテレビのレビュー

筆者が購入したLGテレビ(2023年モデル)のレビューは、こちらの記事で紹介しています↓

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