【PS5 3Dオーディオ入門】ヘッドホン・サウンドバー・AVアンプ選び方ガイド!ドルビーアトモスを最大限楽しむには?

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この記事ではPS5独自の立体音響技術「Tempest 3D Audio」を最大限に引き出すための機器選びを解説します。手軽に始められるヘッドホンからAVアンプを用いた本格的なマルチチャンネルのスピーカーシステムまで段階的に解説していきます。

目次

【入門編】ヘッドホン:最も簡単に3Dオーディオ体験が可能♪

PS5の立体音響を最も簡単に体験できるのが「ヘッドホン」です。基本的にはどのヘッドホンでも3Dオーディオを楽しむことができますが、おすすめはソニー純正のヘッドホンです。純正ヘッドホンは、特に音場や音の定位が最適化されており、ゲーム側で推奨されるチューニングが施されているため、ゲームでの3Dオーディオ体験の精度に優れています。入門編に最適なコスパ重視の「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」と、上位モデルである本格派の「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」の2種類があります。

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項目PULSE Elite ワイヤレスヘッドセットPULSE 3D ワイヤレスヘッドセット
価格帯2~3万円台1万円台
ドライバープレーナーマグネティックドライバーダイナミックドライバー
音質高精度・低歪みでクリアなサウンド。音の粒立ちが良く、立体音響の解像度が高い標準的なサウンド。3Dオーディオの奥行き感は十分楽しめる。
接続技術PlayStation Link + BluetoothPlayStation Link (独自2.4GHz) のみ
デュアル接続対応 (PS5の音とスマホの音を同時に聞ける)非対応
マイク格納式ブームマイク (口元に近づく)内蔵型マイク
マイク性能AIノイズリジェクション搭載で、声がクリアに聞こえやすい。ノイズリジェクション機能なし。
バッテリー最大30時間最大12時間
充電方法専用充電フック(引っ掛けるだけ)とUSB Type-CUSB Type-Cケーブルのみ
装着感イヤーパッドが大型化し、クッションが柔らかく、長時間プレイでも快適性が向上。(ただし、人によって締め付け感に差があるとの声も)標準的な装着感。

「ヘッドホン」は、PS5で3Dオーディオを気軽に楽しめる選択肢です。ゲームでの立体音響体験に興味がある場合、先ずはここから始めてみましょう。

【中級編】サウンドバー:リアル3Dサウンドをケーブル1本で実現する

サウンドバーの最大の魅力は、「設置の容易さ」で、テレビとサウンドバーをHDMIケーブル1本で接続するだけで設置はほぼ完了です。AVアンプとスピーカーを別々に購入して配線や設置作業をするのが大変と感じるのであれば、ケーブル1本で設置が完了するサウンドバーはとても魅力的な選択肢となります。

最近のサウンドバーは、ほとんどのモデルがドルビーアトモスに対応しています。これらのドルビーアトモスに対応しているサウンドバーを用いれば、PS5で3Dオーディオの音声を出力できます。そして、サウンドバーを選ぶ上で最も重要なのは、「eARC (または ARC)」対応かどうかです。PS5からテレビに接続し、テレビからサウンドバーへHDMIケーブル1本で音声信号を返す(eARC/ARC)設定が最も簡単かつ高音質です。特に4K/120Hzプレイを楽しみたい場合は、eARC対応がほぼ必須となります。

ゲームには「リアスピーカー付き」のサウンドバーがおすすめな理由

サウンドバーでPS5の3Dオーディオを楽しむのであれば、「リアスピーカー付きのサウンドバー」がおすすめです。最近のゲームは、映像が3Dで表現されているものが多く、スピーカーを自分の前後に設置すれば、自分がゲームの中の3D空間に入ったかのような体験ができます。戦闘シーンでは自分の後ろに出現した敵の存在にリアスピーカーから発する物音で気配を感じることができたり、街中のシーンでは周囲にいる街の人々の声や足音、川の流れのような環境音まで、自分を中心としたあらゆる方向から聴こえてきます。このような仮想世界に入ったようなゲーム体験を可能にしてくれるのがリアスピーカーという存在です。

「JBL BAR 800」で始める配線不要の本格5.1.2chホームシアター

「JBL BAR 800」は、リアスピーカー付きのサウンドバーです。そして、最大のポイントは、ケーブルが一切不要な「完全ワイヤレス設計」にあります。この特徴により、付属のリアスピーカーとサブウーファー共に配線不要でベストなポジションに自由に設置することができます。配線が難しい賃貸住宅にも最適です。

ドルビーアトモスの特徴のひとつである「高さ方向の音響表現」は、本体天面に搭載された天井反射用スピーカードライバーが担当しているので、面倒な天井スピーカーを設置する必要もありません。

AirPlay等にも対応しているため、アマゾンミュージックなどの音楽配信サービスを、スマートフォンから操作して本機で再生することも可能です。PS5の3Dオーディオとの親和性はもちろん、映画や音楽まで幅広く楽しめます。

「JBL BAR 1000」:究極の没入感!7.1.4chが放つ圧倒的な立体音響

「JBL BAR 800」よりもさらに予算に余裕があり、最高峰の体験を求めるなら、上位モデルの「JBL BAR 1000」が選択肢に入ります。BAR 800と同じく「完全ワイヤレスのリアスピーカー」を採用しながら、その性能はさらに一段階引き上げられています。

BAR 800との決定的な違いは「天井反射スピーカー」の数です。BAR 800が「5.1.2ch」であるのに対し、BAR 1000は「7.1.4ch」構成。最大の違いは、本体だけでなくリアスピーカー側にも天井反射用スピーカーが搭載されている点です。これにより、前方だけでなく「真後ろの天井」からも音が降り注ぎ、PS5の3Dオーディオが描く立体空間の密度が劇的に向上します。雨の音、上空を通過するヘリの音、森のざわめきなど、あらゆる音がより正確な位置から聞こえるようになります。

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特徴JBL BAR 800JBL BAR 1000
チャンネル数5.1.2ch7.1.4ch
最大出力720W880W
天井反射スピーカー前方のみ (2つ)前方+後方 (計4つ)
独自のサラウンド技術MultiBeam技術搭載 (音を壁に反射させ横の広がりを強化)

「設置のしやすさ」と「妥協なき音響」の終着点 として「AVアンプを置くスペースはないけれど、音の広がりや没入感では妥協したくない」という方にとって、BAR 1000はこれ以上ない解決策となります。リアスピーカーを後ろに置くだけで、部屋全体が魔法にかかったように映画館やスタジアムへと変貌します。

【上級編】AVアンプ:複数のスピーカーによるリアル立体音響空間の形成

PS5の3Dオーディオで最も高い没入感を追求するのであれば、「AVアンプ+個別のスピーカー」という組み合わせになります。AVアンプもサウンドバーと同じで、最近のモデルのほとんどがドルビーアトモスに対応しています。そして、これらのアトモス対応AVアンプであれば、PS5の3Dオーディオの音声が出力できます。

サウンドバーとの大きな違いは天井スピーカーによるダイレクトな音が頭上から降ってくる点で、ドルビーアトモスの特徴のひとつである高さ方向の音場空間を最大限楽しめます。自分を取り囲むように設置された複数のスピーカーによるリアル3Dサウンドは、自分がゲームの世界にいるような深い没入感を味わえます。ここまで来ると、もはやゲームプレイというより「体験」と表現したほうが適切かもしれません。

出典:ドルビー公式サイト

「複数のスピーカー」と聞くと大掛かりな設置作業をイメージするかもしれませんが、PS5で3D空間を形成するために最低限必要なスピーカーの数は6個なので、設置のハードルは決して高くありません。合計6個のスピーカーをフロント、リア、天井に2つずつ設置すれば、十分な3D効果が得られるので、まずはこの形を目指して作成してみましょう。

詳しくはこちらの記事で解説しています↓

以下に4万円くらいで買えるエントリーモデルのAVアンプから、高くても15万円くらいまでとして順に紹介していきます。

「ヤマハ RX-V6A」:エントリーモデルにして必要十分な機能が満載

「ヤマハ RX-V6A」は、ドルビーアトモスに対応したAVアンプのエントリーモデルです。最も安くアトモス対応AVアンプを購入したいと考えているなら最適な選択肢です。4K/120Hz入力などPS5との相性はもちろん、必要な機能は一通り揃っているコスパに優れたAVアンプです。

「RX-V6A」は、筆者が愛用しているAVアンプでもあり、購入から1年以上経ちましたが、いまだに上位のAVアンプに買い替えたいと思わないことからも、その満足感の高さを察してもらえると思います。ゲームや映画を楽しむ目的で購入しましたが、予想に反して「音楽再生機」としての性能に満足しています。アマゾンミュージックなどのハイレゾ音源をヤマハのミュージックキャストアプリ経由で再生すると、劣化なしにハイレゾ音源を再生できる点が高評価です。

ここにヤマハ独自のシネマDSPによる音場プログラムを使用して複数のスピーカーで再生すると、ステレオアンプで聴く音楽鑑賞とは一味違った音楽体験が新鮮です。

「ヤマハ RX-V6A」のレビューをこちらの記事でしています↓

「ヤマハ RX-A4A」:7チャンネルAVアンプの高級機

予算に余裕があって、エントリーモデルより性能の良いAVアンプを求めているのであれば、上で紹介したRX-V6Aより2ランク上の「RX-A4A」がおすすめです。「RX-A4A」は、AVENTAGEシリーズに属し、RX-V6A(Vシリーズ)の上位モデルとして、主に音質の向上機構面での強化が図られています。

ヤマハのAVアンプのラインナップ
  • RX-V4A
  • RX-V6A
  • RX-A2A
  • RX-A4A ← ここから先はシネマDSPやYPAOが強化された本格派
  • RX-A6A
  • RX-A8A

「RX-A4A」と最初に紹介したRX-V6Aは、どちらも7チャンネルのAVアンプなので設置できるスピーカー構成が同じです(設置例:5.1.2ch)。しかし、上位機である「RX-A4A」は、ヤマハのAVアンプの特徴であるDSP機能が「シネマDSP 3D」から「シネマDSP HD³」にアップグレードされていたり、各種機能がRX-V6Aより強化または追加されている完全上位互換のような機種です。これより上のAVアンプはチャンネル数が増えるので、「RX-A4A」はヤマハの7チャンネルのAVアンプの中での最高級機ということになります。

それでは両者の代表的な機能の違いを見ていきましょう。

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特徴RX-V6A (Vシリーズ)RX-A4A (AVENTAGE)補足
価格帯アマゾンで約44,000円アマゾンで約117,000円コストパフォーマンス重視ならV6A
内蔵パワーアンプ数77スピーカーの接続例:5.1.2ch
定格出力(20Hz-20kHz、2ch駆動)100W/ch (8Ω)110W/ch (8Ω)A4Aの方がやや高出力
音質・構成標準的な構成左右対称配置のレイアウト、大型トランスをセンター配置音質を重視するならA4A
DAC独自のDAコンバーターを使用別メーカー・高グレードのDAコンバーターを使用音質への影響が大きい要素
SURROUND:AI非搭載搭載シーンに応じて最適な音場効果を自動的に創出
DSP機能シネマ DSP 3Dシネマ DSP HD³HD³はより高度な音場処理を実現。選択できる音場プログラム数も増加(24種類)。
シネマDSPとドルビーアトモスの掛け合わせ不可可能上位機の独自機能
YPAO(視聴環境最適化システム)標準仕様高精度仕様A4Aは8地点のマルチポイント計測に加え、3D測定の角度・高さまで計測
機構面樹脂製レッグ4本アンチレゾナンスレッグ(5番目の脚を追加)A4Aの方が振動対策が強化され剛性も高い

サラウンドを本格的に運用しない場合や、ホームシアターの入門機、コストパフォーマンスを重視する場合には、V6Aで十分な性能を持っています。「RX-A4A」は、V6Aの倍以上の価格で、より多機能で音質に強くこだわりたい場合に選ぶ上位モデルです。「7チャンネルで十分だけど良いAVアンプが欲しい」という場合におすすめです。

これより上のヤマハのAVアンプは、チャンネル数が増えて20万円を超えてしまいます。もし、チャンネル数を増やして、より多くのスピーカーを配置したいと考えているなら、次に紹介する15万円くらいで買えるデノンのAVアンプがコスパに優れています。

「デノン AVR-X3800H」:将来の拡張性が抜群!6個の天井スピーカーは3Dオーディオの最高到達点

「デノン AVR-X3800H」は、9チャンネルのAVアンプとしてコスパに優れています。そして、特筆すべきは外部アンプを追加することにより11チャンネル化が可能になることです。11チャンネル化すれば、地上に5個、天井に6個のスピーカー配置が可能です(設置例:5.1.6ch)。各社のAVアンプのラインナップをみても天井スピーカーが6個設置できるモデルは少ないので、これだけで購入する理由になります。

出典:デノン公式サイト

6個の天井スピーカーというのは、3Dオーディオにとって最も理想的な上方の音場空間を形成します。ゲームプレイに必須のトップミドルの配置に加え、上方の音場空間を広げることができるフロントハイトとリアハイトにもスピーカーを配置した構成は、自然でありながら壮大さも兼ね備えた究極の形といえます。

ゲームプレイにとって「トップミドル」のスピーカー配置が重要な点はこちらの記事で解説しています↓

「デノン AVR-X3800H」は、将来的に多くのスピーカーを配置したい場合や完璧な3Dオーディオ空間を形成してドルビーアトモスを極めたい場合におすすめです。

PS5でサウンドバーやAVアンプを接続したときの設定方法

テレビにサウンドバーやAVアンプを接続したら「PS5本体の設定」や「ゲームソフトの設定」などが必要です。詳しくはこちらの記事で解説しています↓

PS5の3Dオーディオ対応ソフトを5.1.2chのホームシアターでプレイした感想

PS5の3Dオーディオに対応したゲームをドルビーアトモスに対応したマルチチャンネルのスピーカーシステムでプレイすると、ゲームの世界に入ったかのような高い没入感を味わえます。実際にプレイしてみた感想をこちらの記事で解説しています↓

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